花粉症最新治療 舌下免疫療法&フォトテラピーの費用【WBSワールドビジネスサテライト1月25日】

2013年1月25日放送のテレビ東京WBSワールドビジネスサテライト「治る!最前線第19回進化する花粉症治療」では、花粉症の最新治療として舌下免疫療法とフォトテラピーについて解説していました。

花粉症とは?

花粉症とはスギ花粉などで起こるアレルギーの一種。自然物のため本来なら体が拒絶しない花粉だが、人によっては花粉に接触するとある種の抗体が体内にたまる。

これが一定の水準に達すると、花粉に触れた時、くしゃみなどのアレルギー反応を引き起こす。

これまでの花粉症治療は症状を抑える薬がメインだった。しかし、眠気などの副作用があるうえ、なかなか完全に治るまでには至らなかった。

花粉症の最新治療:舌下免疫療法

番組では東京都文京区にある日本医科大学付属病院を取材。

この病院では花粉症の新しい治療、舌下免疫療法が行われている。花粉症を根治できる可能性が今もっとも高いという治療法だという。

その治療法とは。スギ花粉から抽出して薄めたエキス処方してもらい自宅で治療するというもの。
花粉症最新治療:舌下免疫療法&フォトテラピーの費用【WBSワールドビジネスサテライト1月25日】
このスギ花粉エキスを小さく切った食パンなどに垂らし、ベロの下に置いて2分ほど待つ。これを週に数回行う。
花粉症最新治療:舌下免疫療法&フォトテラピーの費用【WBSワールドビジネスサテライト1月25日】
ベロの下から薄めたスギ花粉エキス徐々に吸収し体をなれさせ、花粉に過剰に反応しない体質へと改善するのが目的。パンに染み込ませたのベロの下にエキスを長く留めるため。

1/3の患者の症状が改善している

高校生の頃から20年位上花粉症に悩んでいる女性患者のアレルギー反応を調べた結果を見ると、治療前は一番高いクラス6だったスギ花粉の反応が今では半分のクラス3まで低下した。
花粉症最新治療:舌下免疫療法&フォトテラピーの費用【WBSワールドビジネスサテライト1月25日】
20年苦しんだ花粉症の症状も改善し、治療を始めたころは飲み薬・点鼻薬・目薬、マスクは必需品だったが今は必要なく、出かけてもくしゃみなどの症状は出なくなったという。

患者の1/3が花粉所の薬が必要なくなるまで改善しているという。

期間は2年・費用は10万ほど

治療にかかる期間は2年。費用は自由診療で10万円ほどかかる。来年の保険適用を目指しているという。

複合的な症状を改善するフォトテラピー

効果の高い花粉症治療が広まる一方、ある理由で症状が改善されないケースもある。

実はスギ花粉のシーズンにスギの花粉症だと思って治療を受ける患者の6割は、それ以外のアレルギーも持っているという。ハンノキやヒノキ、ハウスダストなどが主な原因物質。
花粉症最新治療:舌下免疫療法&フォトテラピーの費用【WBSワールドビジネスサテライト1月25日】

そんな複合的な症状を改善する治療が始まっている。使うのは日本にまだ数台しかないリノライトという機械。

キルの先から出ている光には特殊な波長の紫外線が多く含まれている。フォトテラピーというこの治療法。
花粉症最新治療:舌下免疫療法&フォトテラピーの費用【WBSワールドビジネスサテライト1月25日】
光を患者の鼻の粘膜に片方1分ずつ、合わせて2分間当てる。
花粉症最新治療:舌下免疫療法&フォトテラピーの費用【WBSワールドビジネスサテライト1月25日】
花粉症の患者の場合、鼻の粘膜細胞の中でアレルギー物質に反応する細胞だけが変化。あらゆるアレルギー反応を起こさなくなるので、くしゃみや鼻水など、鼻の症状が改善されるのだ。

期間は3週間・費用は2万円

この新しい治療法は、3週間かけて6回行う。費用は自由診療で2万円ほど。強い紫外線を使うため目の治療は今のところ不可能。

日本医科大学附属病院の大久保公裕医師は、「自分が何のアレルギーなのかを知って、それに対して1つ1つ治療していけば必ず良くなる」と話していた。

シェアする

関連商品