2014年12月6日(土曜日)放送の日本テレビ・世界一受けたい授業では日本で初めて体の老化を検査する抗加齢ドックを開発した、銀座医院抗加齢ドックセンター長で慶応義塾大学大学院特任教授の久保明先生が家庭で簡単にできるカラダ年齢テストのやり方などを紹介していました。
カラダ年齢を知り老化を遅らせる
耳は老化が進むにつれ高い周波数の音を聞き取れなくなり加齢性難聴に。
高い音が聞き取りにくなるということは、携帯電はの着信音、デジタル体温計の音、さらに車のクラクションまで聞こえなくなることに。
現在65歳以上の3人に一人が加齢性難聴だといいます。耳だけではなく、老化は体のいたるところで気づかないうちに進行していくもの。
しかし自分の体年齢を知り、早めにケアすることでその進行速度を遅らせることができるという。
家庭で簡単にできるカラダ年齢テスト
年齢とともに衰えていく筋肉。筋肉量の加齢変化を見ると下半身は上半身に比べ衰えるスピードがおよそ3倍。中でも太ももの筋肉量は20代をピークに1年に1%ずつも減ってしまうといいます。
その結果、ちょっとした段差にも躓き足を骨折。高齢者の場合寝たきりになってしまうケースが後を絶たない。
筋肉は細い繊維が束でできており、素早い動き瞬発力に必要な速筋と持久力に必要な遅筋の2種類に分けられる。
特に衰えやすいのは速筋。自転車が来たときとっさに避けられないなど、敏捷性が落ちやすくなる。この敏捷性をチェックすれば筋肉年齢が分かる。
敏捷性のチェックは20秒のステッピングテストで測定できる。
座りながら簡単にできる!筋肉年齢テストのやり方
- 1
- 椅子に座り、背中を背もたれにつけずまっすぐ保ち、膝は直角に曲げる。手は椅子を軽く握る。
- 2
- 足の両脇に30センチ間隔の白い線を引く
- 3
- 。両足を線の外に踏み出し、元の位置に戻す。1往復で1回と数え、20秒間で何回できるかをチェックする。
各年代の標準的な回数
- 20代以下→42回以上
- 30代→40〜41回
- 40代→38〜39回
- 50代→35〜37回
- 60代→31〜34回
- 70代以上→30回以下
脚の筋肉年齢改善トレーニング
つま先歩きのやり方
- 1
- つま先で立ってそのまま歩く。1日1分程度で効果的。※足首に不安がある方は無理をしない。
ふくらはぎの筋肉が鍛えられる。ふくらはぎの筋肉の一部・腓腹筋は速筋が多く含まれているのでこの歩き方が効果的。
かかと歩きのやり方
- 1
- つま先を上げてそのまま歩く。1日1分程度で効果的
膝の外側のあまり使わない筋肉前頚骨筋のトレーニングになる。
大人だけではなく子供にも良いトレーニングで徒競走が早くなるとも言われている。
実際に太川陽介さんが1週間この改善トレーニングを行った結果、ステッピングテストが31回から39回を記録。筋肉年齢も40代になった。
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