2012年3月19日放送のNHKきょうの健康では気になる足の痛み、かかとが痛む 足底腱(けん)膜炎ということで足底腱膜炎の対処法などが取り上げていたので、紹介します。
足底腱膜炎とは
足底腱膜炎とは、かかとの骨から土踏まずを経由して足の指へと扇状に広がる足底腱膜に炎症が起こる病気。足底筋膜炎と呼ばれることもある。
50~60歳代の女性に多い病気で、男性でも歩きすぎたり長時間立ち続けていたりすると起こることがある。
足底腱膜炎の特徴としては、朝起きた後や長時間座っていた後の歩き始めの1歩目に、かかとにずきんとする痛みが現れるなどがあげられる。
足底腱膜は、足の裏の”縦のアーチ”を保持する役割がある。
かかとは歩くときに最も強く負担のかかる場所だが、足底腱膜とかかとの骨がくっついているところは構造的に弱くなっているので、負担が大きくなるとかかとのやや内側の部分で足底腱膜に小さな亀裂ができ炎症が起こり、痛みが現れると考えられてる。
足底腱膜炎の対処法
足底腱膜炎が進行して歩けなくなることはないが、歩き出しの1歩目に現れる痛みは長く続く。
痛みを改善するには
- 足の使い過ぎなどの生活習慣を見直す
- ストレッチ
- 足底挿板を装着する
- 炎症を抑える作用のある薬を用いる などといった保存療法を行うことが大切。
生活習慣を見直す
歩きすぎや立ちすぎを控え、ウオーキングやジョギングなど運動を始めたことが原因の場合は運動を2週間程度控え、肥満がある場合は減量に取り組む。
ストレッチ
いすに深く座り、足底腱膜炎があるほうの足を反対側の太ももに乗せる。
片方の手でかかとを包み、反対側の手でつま先をゆっくり反らせてから10秒間静止し、元に戻す。朝昼晩に10回ずつ行う。
足底挿板
縦のアーチを支えることで、足底腱膜にかかる負担を減らす。
かかとのやや内側に穴が開いていて、立ったり歩いたりするときに生じる痛みを軽減するものを、整形外科で処方してもらう。
薬
非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の内服薬や外用薬を使う。
痛みが強い場合はステロイド薬と局所麻酔薬を合わせた薬を注射し、痛みを軽減する。
「皮膚症状はないけど足の裏が痛い」っていう患者がたくさん皮膚科を受診するんだけど(総合受付で皮膚科に行ってくださいと言われる)、足底腱膜炎っていう疾患だということがわかった。
【ブログ更新しました】
それは皮膚科ではないですよと言う病気②https://t.co/2nlOdPI6A2— 地方の皮膚科医 (@hihukai1) 2018年4月27日
足の補装具ができて歩くのが楽になった。
ただ、足のサイズが変わるので今までの靴が使い物にならないので
新しい靴を買ってきた。
これでめでたし(笑)足底腱膜炎の方は補装具、ご検討下さい〜
— あず (@azu0515vmp) 2017年12月9日
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