2012年4月18日放送のフジテレビホンマでっか!?TVのこれだけは私に言わせて!ホンマでっか!?ランキングで取り上げられていた「汗でわかる病気の兆候ランキング」を紹介します。
おおたわ史絵による汗でわかる病気の兆候ランキングベスト5
第5位 緊張する場ではないのに手汗をかくと要注意!手掌多汗症の可能性
汗の種類には以下の3種類がある。
- 温熱性発汗…気温の上昇などで体温が上がるのを防ぐ汗
- 味覚性発汗…辛いものを食べた時などに発汗神経が刺激されてかく汗(カレーを食べた時に汗をかくなどで、ひどい人は辛いものを見ただけでも汗が出てくる
- 精神性発汗…精神的な緊張や焦りから刺激されてかく汗
緊張する場ではないのに手汗をかくというのは精神性発汗が原因で起こるもの。本人は認識してなくても体が緊張状態の反応をして手汗をかくと手掌多汗症の恐れがあるそうです。
多汗症にも全身から大量の汗をかく全身性多汗症と手・額・鼻の先・脇などの局所から大量の汗をかく局所性多汗症の2種類ある。
またワキ汗を止めるにはボトックス注射というものがあり、少量のボツリヌス菌を駐車することで汗腺を麻痺させ汗を止めることができる。 ※ワキ汗は出なくなるが他のところから溢れるように汗が出る人もいる。
気になる場合は病院に相談に行くことをおすすめしていました。
第4位 突然汗っかきになると要注意!甲状腺機能亢進症の可能性
生まれてから汗っかきというわけではなくあるときから突然汗っかきになると甲状腺機能亢進症の恐れがある。
※甲状腺とは喉のところにあるホルモンを分泌する器官で、甲状腺機能亢進症とはその甲状腺の動きが急激に活性化しホルモンを出しすぎてしまい、代謝が良くなりすぎて体重減少・下痢・手の震え・動機を引き起こす病気。代謝の上がり過ぎで最悪の場合死に至るケースもある。
突然の発汗は糖尿病や痛風等の可能性もあるので病院で検査することをおすすめしていた。さらに普段汗をかく生活を送っていない女性は無汗症や乏汗症になってしまう可能性があるとのこと。
第3位 異常な寝汗を2週間以上かくと要注意!結核の可能性
結核は感染症なので体の中で炎症が起きている状態そこに弱い熱を覆っているので、その熱を下げるために汗をかいて体温調節を行おうとしている。
風邪の初期症状と似ているが、異常な寝汗や咳が長期間(2週間くらい)続く場合は結核の可能性もあるので、医師の診断を受けることをおすすめ。
また寝室の環境や家具の状態で寝汗をかく場合もある。現在でも日本で年間2万3千人程度が結核を患っていて、推定4人に1人は結核菌を保有しているが発症するのは菌保有者の10人に1人。またアルコールを飲んだ場合は汗よりも尿から排出したほうが体から早くアルコールが抜けやすい。
第2位 オシッコのニオイの汗が出ると危険!肝硬変・腎不全の可能性
オシッコのニオイの汗が出ていると老廃物であるアンモニアが処理されず体中に回り、肝硬変・腎不全の恐れがあるそうです。
正常な肝臓の場合、肝臓の中でアンモニアを解毒するのですが、肝硬変などで解毒できないとアンモニアや尿素が汗の中に漏れでてしまう。
また正常な腎臓はアンモニアをろ過して尿に変える役割があるが、腎不全などで正常に働かない場合、できたアンモニアが尿で捨てられず細かい毛細血管から再吸収されてしまい体を回ってしまう。
さらにアンモニアの血中の濃度が高くなりすぎると、これが脳にまで回り、肝性昏睡になり意識不明になる場合もある。
おおたわ先生によると、肝臓や腎臓は大事な器官なので、汗以外にも様々な症状が出るので、健康診断等で早期発見することをと良いとのこと。
身体から水分を出す方法は汗・尿・呼吸の3つしかなく、犬は汗が出ないので、尿と舌で水分を出している。
第1位 緑色の汗が出ると危険!緑膿菌感染症の可能性
体から緑色の汗が出る緑膿菌感染症の恐れがある。
緑膿菌とはどこにでも存在する常在菌で、緑膿菌に侵されると緑色の膿ができて汗が部分的に緑色になる。緑膿菌が体中に回ってしまうと菌血症になり死に至る場合もあるが、緑膿菌には弱い菌なので通常な免疫力があれば感染しない。
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