都市型竜巻・マイクロバースト・ハイパーゲリラ豪雨とは?教科書にのせたい7月10日超異常気象・森田さん

2012年7月10日放送のTBS教科書にのせたいでは、森田さんのコワイ天気予報ということで、気象予報士、そしてお天気キャスターの第一人者、森田正光さんがこの夏、日本を襲うかもしれない3つの超異常気象(都市型竜巻・マイクロバースト・ハイパーゲリラ豪雨)について解説していました。

世界の都市の気温上昇(1900年~)で一番過去から上がっているのは東京で、100年前と比べて平均気温が3度くらい上がっている。気温1度というのは緯度100kmに相当する。つまり300km南の気象状況なので、東京の気温は昔の宮崎の温度。
今年5月は昨年の7倍を超える落雷がありその数なんと73万回。2012年は異常な気象災害が大発生している。

大都市を襲う竜巻!都市型竜巻

近年注意情報まで出されるようになった竜巻。
そもそも竜巻は空中にできた渦が周囲の空気を吸い込み巻き上げる自然現象。
そのため高層ビルが立ち並び風を遮るものが多い都会では発生しないというのが定説だった。しかし近年の異常気象の前ではこれまでの定説は通用せず、すでに世界中の大都市では都市型竜巻なる巨大竜巻が発生している。

なぜ風を遮るビルが立ち並ぶ都会で巨大竜巻が?

そもそも竜巻の渦は発達した雲からおりてくる。近年都市の温暖化の影響でより発達した雲が出来るようになり、いままでよりも渦が強くなった。
するとビルがあっても周囲の空気を強力に巻き上げられるようになり渦が発生する。もちろんこの都市型竜巻は東京でも起こりうる。この夏は都市型竜巻に要注意。

台風を超える突風!マイクロバースト

今年も巨大な台風が発生すると言われているが、この夏は台風を超えた突風マイクロバーストが起こる可能性がある。
マイクロバーストとは台風よりも激しい下降気流が突然雲から吹き下ろすこと。
一般的に風速が25メートルを超えると人間は立っていることはできない。しかしこのマイクロバーストの最大風速はおよそ70メートル。過去に日本でもマイクロバーストと思われる現象が発生し、そのときは急行列車が強烈な突風により脱線するという大きな被害をもたらした。

原因は夏によく見られる積乱雲

雲は水や氷の粒から出来ていて、その粒が雲の発達とともにどんどん大きく重くなる。粒が重くなりすぎると空気ごと落下、激しい下降気流になりマイクロバーストが発生する。
この夏は台風をはるかに超える突風マイクロバーストにも要注意

ハイパーゲリラ豪雨

昨今テレビを賑わすゲリラ豪雨だが、そのイメージをはるかに超えたハイパーゲリラ豪雨が起こるかもしれない。
ゲリラ豪雨とは、非常に狭い範囲で短時間に降る爆発的集中豪雨のこと。その雨を降らす雨雲が発達すると、ゲリラ豪雨を超えたハイパーゲリラ豪雨が発生し、想像もつかない強い雨が短い時間に降り、それが恐ろしい二次災害を引き起こす可能性がある。
実際にハイパーゲリラ豪雨が降り水浸しになった道路からマンホールフタが吹き飛ばされたことがある。
その他にも地下鉄が浸水して溺れてしまうなどの二次災害が予想される。
また集中豪雨の回数は昔に比べて2倍くらいに増えていて、特に80ミリ以上という人生の中で、1、2回しか経験しないような雨が増えているそうです。

超異常気象の原因は積乱雲(スーパーセル)

これらの超異常気象には全てに共通する原因がある。

大都市では気温が上がりやすい

東京のような大都会は、エアコンを使い車も走り電気も使う。そのため温度が上がりやすくなる。またアスファルトが多く、アスファルトそのものが熱を出しているし、昼間出した熱を貯めこんで夜になると出して、それで熱帯夜なども増えている。

気温が上がると上昇気流が起こる

上昇気流は温かいところで起こる。その上昇気流が起きているところの上空に冷たい空気が入ると温度の差が大きくなる。温度差が大きくなればなるほど激しい巨大な積乱雲になる(スーパーセル)ができていく。雲が大きくなればなるほどその威力も強烈になる。これが都市型竜巻などの超異常気象を引き起こす。

超異常気象から身を守る

気象情報を確認する

ドップラーレーダーという風を見るレーダーがあり、巨大な積乱雲がどこに発生したとか、ここで雨が降るということが事前に分かるようになっている。

避難訓練をする

また栃木の小学校(益子西小学校)では竜巻の避難訓練が始まり、集めた机の下の空間にランドセルを背負って、ランドセルのフタで首をガードして潜るという訓練も行われている。

天候状況を知り、自分の行動を考える

明日雨が降るとわかっていたら行動を変えることができる。つまり明日巨大な積乱雲ができる状況になるとしたら、できるだけ山登りはやめようとか海に釣りに行くのはやめようとか、そういうことによって命を守ることができる。
天気予報でこれから起こりうる天候状況を知り自分の行動を考えることが大切。
森田さんのアプリ「森田さんの雨デス」というアプリも近々発売されるそうです。

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