2012年6月18日放送のNHKあさイチ!ではわが家の節電大作戦ということで節電対策について紹介されていました。
ダウンアンペア作戦
ダウンアンペア作戦とは福井の主婦たちが行っている節電対策。これは家庭で使える電気の最大量、「アンペア」を下げるというもの。節電につながるだけでなく、全国6つの電力会社の管内ではアンペアを10下げただけで基本料金が200~300円程度下がる。
去年、福井県内の43家庭が挑戦したところ、7割が節電に成功。そのうち5家庭は40パーセントも電気料金が安くなった。
中でも、この作戦のリーダー・古石暁子さんは夫と2人の子どもの4人家族。電子レンジもオーブンも使うが、15アンペアで月2千円ほどだそうです。古石さんの家電の選び方や使い方のコツを紹介。
古石さんの自宅のアンペアは15アンペアで4月分の電気料金は1,732円。低いアンペアと安い電気料金で暮らせる秘密は、家電の選び方。冷蔵庫は自動製氷機などの機能がなく、サイズも小さめ。炊飯器や電気ポットは持っていない。一方で洗濯機は大きめ。2日に1度の洗濯にすることが、節電になっている。
ダウンアンペアをする前に準備すべきこと
- ふだん、どの部屋でどんな生活をしているのか確認する
- よく使う家電のワット数を調べる
- ポイント:ワット数÷100=アンペア数(100ボルトの場合)
- ポイント:炊飯器や電気ポットなど温めたり、熱したりする家電はワット数が高い
- ふだんの生活で同時に使う家電のアンペア数を合計する
- そのアンペア数に、照明や冷蔵庫などの分として5アンペアを加えた数字が必要なアンペア数
主な家電 アンペアの目安
- オーブンレンジ・・・14アンペア
- ホットプレート・・・10アンペア
- 掃除機・・・13アンペア
- ドライヤー・・・10アンペア
- 炊飯器・・・12アンペア
- 食洗機・・・9アンペア
- 衣類乾燥機・・・12アンペア
- 電気ケトル・・・10アンペア
- アイロン・・・10アンペア
- 電気ポット・・・9アンペア
- 洗濯機・・・2アンペア
- コーヒーメーカー・・・8アンペア
- 冷蔵庫・・・1.5アンペア
- エアコン・・・10アンペア
- 除湿機・・・10アンペア
- 扇風機・・・0.4アンペア
- テレビ・・・3アンペア
- 蛍光灯・・・0.3アンペア
- オイルヒーター・・・13アンペア
- ホットカーペット・・・8アンペア
- こたつ・・・5アンペア
- ガスファンヒーター・・・0.5アンペア
※ダウンアンペア作戦コンソーシアム福井による目安。種類や性能によってワット数が大きく異なる場合があるの注意が必要
基本料金 10アンペア下げるごとに
- 北海道電力・・・325.5円
- 東北電力・・・315円
- 東京電力・・・273円
- 中部電力・・・273円
- 北陸電力・・・231円
- 九州電力・・・283.5円
ダウンアンペアの工事について
基本料金が下がる上記の6つの電力会社の管内の場合、60アンペア以内の工事は基本的に無料
設備によっては工事費がかかる場合がある
関西電力、中国電力、四国電力、沖縄電力は有料
太陽光発電
今年5月には設置件数100万件を突破した太陽光発電。2月にはじまったばかりの初期費用を抑える新たな設置方法が注目されている。それが「発電のシェア」。太陽光発電で発電した電気を設置した家庭2割、設置会社8割で分けるというもの。そのため全国どこでも自己負担8万円で設置できり。ただし、設置会社の審査を通らないと設置することができない。
設置会社「DMM.com」
ホームページ:http://www.dmm.com/solar/personal/
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