2014年12月16日放送のNHKあさイチ!「スゴ技Q 今が旬!ゆずまるごと使いこなし術」では日本の食材を使いこなして25年のフランス料理店オーナーシェフ・フィリップ・バットンさんがゆずドレッシングのレシピを紹介していました。
ゆずドレッシングレシピ
- ゆず…1個
- ゆず果汁…25ml
- オリーブ油…100ml
- 塩、こしょう…適量
作り方
- 1
- 表面の黄色い皮を取り除く。最後に加えるのでとっておく。
- 2
- 種を除き、白いワタごとざっくりと切ってミキサーに入れ、好みでゆずの果汁を加え粘りが出るまで混ぜる。
- 3
- 粘りが出てきたらボウルにあけ、オリーブ油・塩・こしょうを加えてよく混ぜる。
- 4
- 残しておいた黄色い皮をすりおろして加えれば出来上がり。
今フランスではシェフの間でゆずが大人気。多くの名店が料理のアクセントとしてゆずを使っている。バットンさんもこの時期レモンに代わってゆずを使った料理を出している。肉料理のソースに使っったり、デザートのシャーベットに使ったりしている。
この柚子ドレッシングを食べた出演者の方は「ゆずのさわやかな香りがいい。」「口に入れた瞬間にゆずの香りがふわっと広がる。」
ゆずをまるごと使ったこのドレッシングはビタミンCたっぷり。その量レモンの1.5倍。さらにゆずには体内に吸収されたビタミンCを長持ちさせる成分を多く含んでいることがわかってきた。
その成分はゆずの皮の部分に白いワタの部分に多く含まれている。白いワタにはヘスペリジンが黄色い皮や果肉と比べて非常に多く含まれている。
ヘスペリジンはどのようにビタミンCを長持ちさせるのか
ビタミンCは腸から体内に吸収されると動脈硬化やがんの原因とされる活性酸素を取り除く。しかし、働いているうちに酸化されやがて分解される。
ヘスペリジンをビタミンCと一緒に摂取するとビタミンCが酸化して分解される前にビタミンCを元に戻してくれる。
その結果ヘスペリジンを加えない場合に比べ、加えた場合はビタミンCが残っている量が4倍になる。
白いワタはドレッシングを分離しにくくさせる
さらに白いワタには別の効果がある。白いワタを使うと粘りが出てドレッシングが分離しにくくなる。
白いワタを入れたものと入れないものを比較実験すると、混ぜあわせた直後はあまり差はないが、10分後、白いわたなしは分離、ワタありは混ざった状態をキープしていた。
ドレッシングが分離していたら少し混ぜてから使う。ヘスペリジンの吸収量がアップする。
ヘスペリジンの冷え性改善効果
さらにヘスペリジンは冷え性改善にも効果がある。
15度の水に1分間手を入れた後にどれくらい体温が戻るかという実験を行ったところ、ヘスペリジンを摂取していない人は30分経っても体温が戻らなかったが、ヘスペリジンを摂取した人は15分で体温が戻った。
ヘスペリジンは体内に入ると血管拡張物質に働きかけ、毛細血管を拡張させる。すると血流が良くなる。
ヘスペリジンは冷え性改善の他にも、高血圧の改善、中性脂肪・悪玉コレステロールを下げる効果がある。
ゆずの中のヘスペリジンはみかんの20倍でレモンの3倍含まれている。
実際に作った人の柚子ドレッシングをツイート
nhkあさいちでやってた柚子のドレッシングを作ってみた♪ローストビーフにでも添えてみようかな^ ^ pic.twitter.com/S1mNA8urCx
— *tomo* (@kagaya_no3) December 16, 2014
朝TVでやってた柚子のドレッシング作ってみた。お伝えできないのが残念なくらいよい香り!味も爽やかで美味しい!! pic.twitter.com/Yam1vtnoha
— Hitomi (@taps_miller) December 16, 2014
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