2012年7月3日放送のNHKあさイチ!ではご注意!ペットの熱中症対策ということで、ペット(犬や猫)の熱中症対策・症状や対処法・サマーカットの方法・熱中症対策グッズなどを紹介していました。
ペットの熱中症
獣医師の清田大介さんによると夏場の動物病院で死亡率が高い病気としては、熱中症はかなりトップの方に入ってくるそうです。
人間は汗をかいてどんどん蒸発で気化熱として熱を逃がせるが、犬などの場合では手足ぐらいしか汗をかける場所がない。
犬や猫の汗腺は肉球にしかなく汗をかいて体温を下げる能力が人間より低いので、熱中症にかかりやすい。
熱中症の主な症状(犬・猫など)
犬や猫などのペットが熱中症にかかった際の症状としては
- 体温が上昇する
- 呼吸が荒い
- よだれが大量に出る
- 目が充血する
- おう吐、下痢
- 呼びかけに応じない
- けいれんが起きる
などがある。
熱中症の主な症状と対処法
熱中症の主な症状(呼吸が荒い・よだれが大量に出る・目が充血する・おう吐、下痢・呼びかけに応じない・けいれんが起きる)が出たら熱中症を疑い、クーラーやぬれタオル、保冷剤を使って体を冷やすことや、水分をとらすなどご家庭で応急処置を施すことが大切。
しかし、応急処置で体温が下がっても急激な体温上昇や脱水症状により、血中の水分量が減ることで血の流れが悪くなることがある。そうすると臓器に必要な量の血液が行き渡らず、機能が著しく低下する多臓器不全に陥ることがある。
多臓器不全になってそのまま亡くなってしまうことも結構多い。熱中症になったと感じられる出来事があったら、必ず動物病院へ連れて行き、獣医師に診てもらいましょう。
カットの落とし穴
ペットの暑さ対策として被毛を短く切る飼い主が多いが、かえって悪い結果をまねくことがある。
長い毛をカットすれば涼しくなると思いきや、被毛は日よけや断熱材の役割も担っているので、直射日光や路面からのふく射熱で急激に体温が上昇する恐れがある。
さらに夏特有の地面からのふく射熱も防ぐことができない。なので地肌が見えるほど短く切ることは控えましょう。
熱中症対策のサマーカット方法
毛をすく
カットする際のポイント1つ目は、毛を梳(す)くこと。
ある程度の長さを残しながら、被毛を梳いて密度を低くすることで、日除けの機能を失わず体温を下げることができ、地肌からの熱の逃げ道が増える。
さらに首や内股・わきの下あど、太い動脈があるあたりを重点的にすけばより涼しくなる。
肉球周り
2つ目のポイントは「肉球まわり」。
犬や猫の汗腺は肉球にしかなく、被毛で肉球が覆われた状態では汗をうまくかくことができません。そのため肉球まわりの毛は短く切ってあげることがおすすめ。
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