妊娠糖尿病の診断基準と治療・予防法・血糖値|NHKあさイチ

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2013年2月6日放送のNHKあさイチ!「最新版!オンナの糖尿病 対策術」妊娠糖尿病に詳しい東京女子医科大学病院の医師・佐仲眞由美さんが妊娠糖尿病について解説していました。

妊娠糖尿病とは?

糖尿病と妊娠糖尿病は違い、妊娠糖尿病は妊娠中に初めて発見された糖代謝異常(血糖が上がる状態)。糖尿病に至っていない糖代謝異常。

妊娠してい半年ほどたつとインスリンの効きが悪くなる。お母さんにとっては負担がかかるが子供のエネルギー源であるブドウ糖が送りやすくなる。

インスリンの効きが悪くなって血糖値のコントロールが難しくなるので、正常だとインスリンが頑張って血糖値をコントロールするが、様々な理由でインスリンが出にくい場合は血糖値が上がってしまう。この状態が妊娠糖尿病。

つまり妊娠糖尿病とは妊娠によって一時的に血糖値のコントロールが難しくなったという状態。
NHKあさイチ 妊娠糖尿病の診断基準と治療/予防法/血糖値【2月6日】

妊娠糖尿病の場合の自覚症状はないので、血糖を妊娠初期、インスリンが効きが悪くなる時期に血糖を測って調べる。
以前から母子手帳で尿糖チェックというものがあったが、血糖チェックはなかった。血糖が高いことで赤ちゃんに影響が出るということがわかってきたので血糖チェックをすることになった。

妊娠糖尿病の診断基準

75g経口ブドウ糖負荷試験を行い次の1点以上に該当した場合。

(1)空腹時血糖値が92mg/dl以上。

(2)1時間値が180mg/dl以上

(3)2時間値が153mg/dl以上

2010年に診断基準が変わった。

NHKあさイチ 妊娠糖尿病の診断基準と治療/予防法/血糖値【2月6日】

妊娠糖尿病の治療

長崎医療センターの医師・安日一郎さんを取材。診断基準が変わった2010年以降この病院でも妊娠糖尿病の患者が2倍に増えた。そこで安日さんは地域の産婦人科と連携し、リスク因子トリアージという優先順位をつける取り組みを進めている。

リスク因子トリアージ

妊婦たちはまず地域の産婦人科で検査を受ける。妊娠糖尿病が判明した場合、さらに肥満や高い血糖値などのリスク因子がないか調べる。これらの要因があると胎児への影響が大きくなることがわかっているため。

リスク因子がある場合は設備の整った長崎医療センターへ。通常より頻繁に診察して必要に応じてインスリン注射などを行う。

リスク因子がない場合は地域の産婦人科で経過を観察。もし血糖値が高くなるなどの事態が起きれば長崎医療センターに移す。こうすることで必要な人だけが十分な治療を受けれるようにしている。

妊娠糖尿病の予防

太った方は妊娠糖尿病になりやすい。本来なら妊娠する前に痩せて欲しいがなかなか難しい。妊娠中の体重増加というのも妊娠糖尿病になりやすい要因なので、妊娠してから赤ちゃんのために2人分食べるというのではなく、体重が増え過ぎないような食べ方をするのが大切。

妊娠糖尿病については日本糖尿病・妊娠学会について詳しく書かれている。
日本糖尿病・妊娠学会

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