2012年6月24日放送のテレビ朝日・奇跡の地球物語ではアンチエイジング~生命を守る筋肉の力~ということで、老化予防に効果的なアルブミンを効果的に増やす方法などが紹介されていました。
アルブミンとは?
アルブミンはとは一群のタンパク質に名づけられた総称で、血液中を流れるたんぱく質のおよそ60%を占めている。
血液内の老廃物を腎臓に運び分解させたり、体のすみずみまで栄養を運ぶなど、身体の再生や修復に不可欠なたんぱく質。しかし加齢にともない、アルブミンの量は少しずつ低下していく。
人間総合科学大学の熊谷修教授によると、最近老化指標として血液中のアルブミンが注目されているそうです。アルブミン量は、血液検査で簡単に知ることができ、この値が高ければ、筋肉の量が多いということ。
体の栄養状態の為には4.3g以上が望ましいと言われていて、この値が減少するということは、基本的には老化が進んでいる。
アルブミンが減っていくとまず、体が乾いて縮み、老化の変化が早く進む。何より怖いのが筋骨格系の躯体組織が弱くなって、歩行脳力や危険回避脳力が衰えてしまうこと。
教授の調査検証によると、アルブミンの数値が低くなるにつれて、介護が必要になるなどの老化のリスクが増していくことがわかった。これは歩行能力や危険回避の能力が衰えているためだそうです。
アルブミンを効果的に増やす方法
熊谷修教授によると、アルブミンは高齢になっても食事から取らざるをえないそうです。
私たちが年をとっていくと食事の量が減っていく。口から取り入れるたんぱく質の量も減ると同時に、老化によってたんぱく質が体から抜けていくので、きちんと食事からこのたんぱく質の重要性を意識して、意図的に摂取していくことが重要。
どの様な食品から、どれぐらいの量をとったら良い?
肉70g、魚80g、牛乳1本、卵1個。これをきちんと主菜、副菜に織り交ぜて三食でとると良い。
老化の予防には、年齢を重ねても、たんぱく質の重要性を認識し、上手に摂取することが大切。年をとったからもう食べなくても良いというようなことは、老化を早めてしまう。
人間総合科学大学のホームページで熊谷教授が執筆した文章を読むことができます。
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