2013年6月12日(水曜日)放送のNHKあさイチ!「いや〜な同居人ダニ追い出しスペシャル」ではダニの習性を研究して30年の農学博士・吉川翠さんが布団のダニの退治術などを紹介していました。
ダニはアレルギーの原因に
ダニは気温が高くじめじめした機構が大好き。この時期どんどん卵を産んで秋までに300倍に増えてしまう。気がつくとカーペットや布団がダニだらけということも。
そうなると困るのがアレルギー。鼻炎や肌の痒み、ひどい時はぜんそくになることもある。
布団には10万匹いることも
チリダニは体長0.3ミリほどしかなく殆ど見えないが、家の中にいるダニの9割はこのチリダニ。刺すことはないがぜんそくや鼻炎、皮膚炎などのアレルギーを引き起こす原因となるダニ。
1平方メートルあたりにいるチリダニの数は、布製のソファーで1300匹、銃弾は2000匹、布団には10万匹。
ダニは暗くて湿気が多いところが大好き。布団は汗や湿気で湿度がある上、人のフケや皮脂やなどの餌が豊富。
布団のダニ退治術
簡単な方法は布団のダニを掃除機で吸い取ること。掃除機をかける時間は1平方メートルあたり20秒が目安。
これでどれくらいのダニがとれたのか数えてみると、吸い取ったダニは96匹。掃除機をかけても布団の表面にいるダニしかとることはできない。
しかし吉川さんは布団の中にいるダニはそれほど気にする必要はないと言います。
表面のダニだけが人間に触れる。中には入り込んだダニは繊維に絡まって出てこないので問題ない。問題は死ぬまでにダニがしたフン。ダニアレルギーを引き起こす一番の原因はフン。
フンは砕けるとダニの1/100の大きさになる。それを人が吸い込むことでアレルギー反応が起こる。中にダニが入っていてもフンは掃除機で吸い取れるのでアレルギーを起こす危険を大きく減らすことができる。
布団の掃除機がけは手っ取り早くダニの被害を食い止める方法。
掃除機がけのポイント
- 布団のカバーは外す。
- 布団の繊維は縦と横になっているので縦と横ゆっくり交互にかける。
- 敷き布団の頭から50センチくらいは一番ダニが多いので念入りに行う。
- 布団専用掃除機ヘッドを使う。ない場合はストッキングの足のほうを長めに切り、掃除機にヘッドにかければOK。あまった部分は結ぶ。
布団の中のダニを追い出すには布団乾燥機
50度でダニは死ぬので布団を50度以上にすればダニは全滅するので布団乾燥機を使うのが効果的。
しかし普通に布団乾燥機をかけると端の部分まで熱が行き渡らず、その部分のダニは生き延びる恐れがある。
温風が出るマットを横向きにし、布団の端を折り曲げて包むような形にする。こうすることで布団の橋の部分まで熱がいきわたるる。さらに布団を上からかけて熱が逃げないようにする。
布団乾燥機をかけた後は掃除機をかける。
ダニの卵は50度ではやっつけることはできないので、布団乾燥機で1周間に1度使うと良い。
枕元にはタオルをおく
ダニや人間のフケや髪の毛、皮脂が大好きなので、布団の中でも枕元に多くいる。一度退治しても枕元を中心に再びダニは集まってくる。
ちょうど頭の幅の50センチに老けが落ちるので、そこのところにタオルを置いておき、次の日に洗う。タオルを何枚かで取り替えて洗濯機にぶち込んでおけばOK。
ダニは時間のたったふけや皮脂が好きなのでこまめに取り除けば効果てきめん。
その他のダニ対策
- 起きて30分は布団をめくっておく。
- M字型に干すとよく乾く。
- 布団を圧縮する場合は乾燥剤を入れる。
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