2012年12月6日放送の日本テレビ・秘密のケンミン(SHOW)ショー「ケンミンワールドバザール」では長崎県島原市の郷土料理としてイギリスが紹介されていました。
長崎県島原市の郷土料理イギリス
イギリスとは島原の人ならだれでも知っていてる伝統的な食べ物で、海藻を固めて作った寒天のような食べ物。
長崎県島原市にあるスーパー「キッチンハウスみつい北門店」ではお惣菜としていぎりすが販売されていた。中を割ってみると大量の人参が出てきた。さらに番組では杉永ストアでイギリスの作り方を拝見。
イギリスを作るには瀬戸内海や有明海などの海岸でとれる海藻(イギス藻)を乾燥させたものを使う。
米ぬかのとぎ汁と海藻を鍋に入れ強火で30分煮る。米ぬかのとぎ汁と混ぜあわせないと海藻がうまく固まらないんだそうです。海藻が溶けてドロドロになったら大量の人参を鍋で炒め、しょうゆ・味醂・刻んだ油揚げを追加してよく炒める。さらにサバ缶の身ををほぐして入れ、海藻を溶かした鍋に入れる。それをバットに流し入れ冷蔵庫で1晩寝かせれば完成。
なぜイギリスと呼ぶようになったのか
長崎の食文化について研究している料理研究家の脇山順子さんに話を聞くことに。
国のイギリスとは全く関係なく、島原の郷土料理のいぎりすというのは減量にイギス藻という海藻を使っている。いぎりすのメイン材料である海藻の正式名称はイギス。300年ほどまえ島原の乱でこの地の人工が激減。そこで瀬戸内海周辺から多くの人が島原に移住。その時に瀬戸内海周辺で食べられれていたイギスを使ったイギス豆腐というのが島原に伝わったのが始まり。伝言ゲームのように320年ぐらい経つうちにイギス豆腐の豆腐が省かれてしまった。イギリスという方が言いやすかったのでイギリスという用になったそうです。
また各家庭でも作られており、具材は人参・油揚げ以外にもシーチキン・きくらげ・ピーナッツなどをお好みで入れるそうです。
イギリス(イギス豆腐)の作り方
イギリスの作り方をまとめました。
島原の親戚からいただいた「いぎりす」「いぎす」という海藻を使った郷土料理です。最近は、味付けが蒲鉾のようにしっかりして、食べやすくなりました。母の好物。 pic.twitter.com/4OwIUVo5
— ひらゆゆうこ (@suikadaidaisuki) 2013, 1月 19
長崎県島原市に伝わる「いぎりす」は、有明海で採れる海草"いぎす草"を使った郷土料理。人が集まるときのおもてなしに振舞われています。手間がかかるため、今では各家庭で手作りすることは少なくなりました。 #nagasaki #shimabara http://t.co/3kvwgbL9
— なべさん (@nabesan_ryoma) 2012, 8月 11
コメント