2013年5月21日放送のテレビ朝日・たけしの健康エンターテイメント!みんなの家庭の医学「新発見!夫婦関係に潜む病になる3つの原因③ これを知っていれば命が助かる救急車が来るまでの対処法」では、長年救命救急医料に携わってきた昭和大学医学部救命救急センター教授の三宅康史先生が見逃されやすい脳梗塞の3つのサインを紹介していました。
脳梗塞とは?
脳梗塞とは何らかの原因で狭くなった脳の血管に血栓などがつまり次第に脳が壊死していく病。こうした脳血管疾患は常に日本人の死因上位にランクされている。
脳梗塞には夫婦だからこそ気付けるサインがある
他人はちょっとした違いは絶対に気づかない。奥さんだからこそ、夫婦だからこそ気がつくことがある。例えばしゃべり方の違いとか表情の違いに気づくことができる。
見逃されやすい典型的な脳梗塞の3つのサイン
顔のゆがみ
脳梗塞を起こすと身体の半分が麻痺を起こす。そのため麻痺をしている方の顔面がたるみ、顔が歪んで見える。
奥さんがご主人の顔をしっかり見れば顔の歪みに気付くはず。
片方の腕が上がらない
右手が挙げられないということは右半身の麻痺があるということに気付くべき。片方の腕だけがダランとしているようなら脳梗塞のサイン。
口の動き
脳梗塞では口の筋肉が麻痺し、舌や喉の奥の筋肉も麻痺することがある。口がうまく動かず水が飲み込めない。呂律した喋り方も口が麻痺しているせいでもある。
脳梗塞の正しい対処法
その場で横向きに寝かせる
できれば麻痺のある側を上にし、その場で横向きに寝かせる。横に向けることで嘔吐しても喉につまりづらい。
脳梗塞の場合は頭はちょっと高いくらいが良いが、はっきりしない場合は横向きに寝かせることを最優先させる。
側にいて吐いたりしないかを見守る
奥さんは横について見守ることが一番安全。
脳梗塞は適切な対処で助けられる病。大切なのは発症から4時間30分以内に治療を始めること。
現在は血管の詰まりを溶かす薬の投与で命も助かり後遺症もかなり防げるようになっている。
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