2012年8月7日放送のテレビ朝日・たけしの健康エンターテイメント!みんなの家庭の医学では、かくれ水虫の予防法や、かくれ水虫を見ぬくためのサイン、白癬菌潜伏エリアなどが紹介されていました。
かくれ水虫とは
隠れ水虫とは水虫に感染しているのに自覚症状帯がない状態のこと。見た目には水虫の症状が見られないが、水虫の原因菌白癬菌(皮膚に感染するカビの一種)がとりついている。
日本人の5人に1人は水虫。水虫にかかっても症状がある人は1割、で残りの9割の人は自覚症状がないので水虫であっても水虫だと思っていないので治療をしていない。そういう人達が家族内の感染源になっている。
特に夏の暑い時期は自覚症状がないまま足に感染している白癬菌が蒸れた靴の中で大増殖。夏が終わる頃日は菌は足の表皮を食い破り、じゅくじゅくしたひどい水虫に移行することもある。
そして隠れ水虫でもっとも気をつけなくてはいけないのが家庭内感染。
ある人物を介して家庭内に入り込んだ白癬菌で家族中が水虫に侵されてしまうのです。多くの場合その感染源となるのは父親。
仕事柄夏でも靴を履きいろいろな場所を出入りする内に感染し、白癬菌を家庭に持ち込んでしまうことが危険視されている。
かくれ水虫を見抜くサイン
水虫研究のスペシャリスト、帝京大学医学部皮膚科主任教授の渡辺晋一先生がかくれ水虫を見抜くサインを紹介。皮膚科の専門医でも見ただけで見抜くのは難しいが目安となるサインはあるそうです
- 皮膚がめくれる
- 足の皮が部分的にめくれている
- 皮膚がカサつく
- 小さな水ぶくれができる
※これらの症状が夏に現れたら危険で、99%水虫の可能性があるそうです。
かくれ水虫の原因「白癬菌」
白癬菌は近くに人のアカがあればそのタンパク質を食べながら1年近くは生きることができる。
さらに近年の研究データによると、水虫の人が白癬菌をばらまく様子を調べたところ、1歩めでばらまく量と数歩後にばらまく菌の量がほぼ同じということがわかってきた。
つまり白癬菌感染者は、歩くたびに一定量の菌を撒き散らし、その菌は掃除されなければ1年近くは生き続ける。
白癬菌潜伏エリア
トイレのスリッパ
家族で共有するものから感染しやすい。トイレのスリッパをつかうなら分けたほうが良い。
対策法
綿やタオル地の場合は洗う。洗えない場合は水拭きしてしっかり乾燥させる。
バスマット
足が濡れているので白癬菌が付着しやすい。
対策法
毎日洗濯する。洗うことで白癬菌が除去できる。
畳
目の間に白癬菌が潜伏しやすい。
対策法
掃除機をしっかりかける。水拭きををし、風通しをよくして乾燥させる。
白癬菌を撲滅するにはばら撒かれた白癬菌をきれいに掃除することと、水虫を塗り薬等で完治させることが大切。
塗り薬は最低でも1ヶ月は塗り続ける。そして症状がある場所だけではなく足全体にまんべんなく塗る。
かくれ水虫予防法
靴下を履いているより素足でいるほうが効果的
ストッキングやナイロンの靴下など細かい線の目でも白癬菌は侵入する。足が覆われているため白癬菌が排除できない。足の裏や指の間は乾燥させることが大切。
足はゴシゴシ洗わない
ゴシゴシ洗うと皮膚を傷つける。足に白癬菌がついた場合、24時間付着していないと通常白癬菌は感染しないが、皮膚が傷ついていると12時間で感染してしまう。
手等に石鹸をつけて撫でるよに洗うことが大切。
白癬菌を洗って流すこと
革靴等は水拭きして乾燥させること。同じ靴は毎日履かないこと。
その他の水虫に関する記事
たけしの家庭の医学。かくれ水虫…白癬菌を持っている家族がいると、リビングの床や脱衣所の床に沢山菌がいる/家族が水虫持ちでも、靴下を履いてもガードにならない。むしろ菌を抱き込んで感染しやすくなる。足を隅々までスミズミまでゴシゴシ洗うのは逆効果。洗いすぎは皮膚を傷つけ感染しやすくなる
— hassy25 (@hassy25_nagano) 2012, 8月 7
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