2013年1月23日放送のテレビ東京L4YOU「スッキリ解消!肩こり・腰痛の最新治療」では、東京都北区王子のさかい保険整骨院の院長・酒井慎太郎さんが、肩こり首痛の原因ストレートネックの改善方法/治し方などを紹介していました。
肩こり・首痛の原因は姿勢の悪さ
首から肩にかけての痛みのほとんどは姿勢の悪さから着ている。正しい姿勢を摂ることが施術の大きなポイント。
その中でもストレートネックを治すことが一番のポイント。
ストレートネックとは?
人の頭の重さは体重の10%と言われている。例えば体重60キロの人の頭の重さ6キロ。つまり2リットルのペットボトル3本分を首が負担していることになる。
その首の負担を軽減してくれるのがS字型にカーブした頚椎。このカーブがおよそ6キロある首の負担をカバーしている。
ストレートネックとは本来あった首のカーブが失われ、真っ直ぐになってしまうこと。ひどい場合は津看板が圧迫され、肩こりを引き起こし、さらに手のしびれ・頭痛・吐き気などを併発する。
実際に肩こりに悩む人の姿勢をチェックしてみると、首の骨が前に出ていることがわかった。このわずかな傾きが首や肩に大きな負担をかけている。
頭の壱が4センチ前に行くだけで、首に掛かる負担はプラス20キロと言われている。20キロ増の負担がかかった首周りは、筋肉が緊張し、血行が妨げられ痛みが引き起こされてしまう。
さらにこのストレートネックを放っておくと、10年後には背筋や膝が曲がり歪みが全身に。
ストレートネックの原因
ストレートネックの原因はパソコンや携帯電話をいじるときなどの前かがみやうつむきの姿勢。
ストレートネックチェック方
壁にかかとと背中をつけてアゴをひく。
正常な場合は後頭部がぴったり壁につく。後頭部が壁からはなれてしまったらストレートネックの可能性大。
ストレートネックの治し方
- 顎を引いて、頭を後ろにスライドする…顎を引くとすぼまっていた方が広がり良い姿勢に保たれる。
- 後ろに手を組んでぐーとそらせる。
- 枕を取って仰向けに寝る…枕を取って寝ることで頚椎が自然にS字カーブを描くためストレートネックからくる肩こりを軽減できる。
テニスボールを使ったストレートネック改善法
- 1
- テニスボールを2つくっつけてガムテープやテーピングで固定する。
- 2
- 後頭部の骨に下にある左右のくぼみにテニスボールを当て強く押す。押しながらゆっくりと頭を上げていくと圧力をかけやすいので効果的。少し痛気持ちいくらいがちょうどよい。
- 3
- 左右1分ずつ1日1回でOK。
後頭骨と第一頚椎の関節を広げストレートネックを改善する。
寝ながら出来る肩こり改善法
- 1
- 厚さ2センチ程の本とテニスボールを置く。
- 2
- 仰向けに寝て後頭部の下のくぼみにテニスボールを当てる。このとき圧力が斜め上にかかるようにするのがポイント。
- 3
- 1日1回1分でOK。このまま寝ると広がりすぎてしまう。
肩こり/首痛のもう一つの原因 仙腸関節
肩こりと首の痛みを解消するもう一つのポイントは腰にある仙腸関節。
仙腸関節とは脊椎の土台である仙骨と、その両側に腸骨を結ぶ部分。前後数ミリ程度動くことで体のバランス補う重要な役目を担っている。
しかし日々の生活や体の癖で仙腸関節の動きが悪くなり、仙骨が内側に倒れたまま硬直すると、腰回りの骨がカーブを失いまっすぐになってしまう。
すると今度は体の歪みを肩や腰で調整しようと背中が丸まり、頭が前に出て、問題のストレートネックを引き起こしてしまう。
つまり仙腸関節の動きが悪くなると姿勢が崩れ、首や型に痛みが出てくるということ。
仙腸関節の動きが悪くなる原因
デスクワークや尻もち、出産で関節の動きが固まる。
仙腸関節の動きを良くする関節包内矯正
通常関節は間接包という袋に収まっており、この中で滑らかに動いている。
しかし、袋の中で骨同士がずれ、引っかかってしまうと関節の動きは悪くなる。これを元の位置に戻し、関節の動きを良くするのが関節包内矯正。
関節の引っ掛かりを外せば仙腸関節は元のように動くようになる。
自宅で簡単に関節包内矯正の改善法
作り方
- 1
- 2つのテニスボールをガムテープ等で固定する。
- 2
- 続いて仙腸関節の場所を探る。尾骨の部分にテニスボールを当て、その上に(1)のテニスボールを置けば、そこが仙腸関節の場所。
- 3
- 仙腸関節の部分にテニスボールを当てた状態で、1〜3分仰向けに寝る。これを1日2回行うのがおすすめ。
※無理せず異常を感じたら医師に相談する。
首&肩の痛みを予防するウォーキング方法
- 1
- 姿勢を正した状態から一歩前に出る。足はかかとから着地し、歩幅は大きめにとる。
- 2
- 背筋を伸ばし体の軸がまっすぐになるように意識する。顎は引き、目線は前にむける。これで自然と背筋が伸びる。後ろ足の膝を伸ばすのもポイント。
- 3
- 腕は90度に曲げ大きく振って歩く。
肩こりにならない正しい座り方
- 1
- 膝が直角になる高さがベスト。
- 2
- 椅子に深く座り顎を引く。
- 3
- 腰を直角にするように意識する(背もたれに背中がつかない)
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