2012年7月29日放送のTBS衝撃速報!アカルイ☆ミライ「予約殺到!行列のできる専門外来SP」では、16号整形外来の山田朱織先生が、頭痛・肩こり・腰痛を改善する、玄関マットとタオルケットを使った自分の体に合った枕の作り方や、日常生活での首の負担をへらすネックササイズ(正しい起き方&正しい洗顔方法)のやり方などを紹介していました。
神奈川県相模原市・16号整形外来の枕外来
神奈川県相模原市・国道16号沿いにある「16号整形外来」は、予約2ヶ月待ち、全国各地から患者が殺到する超人気外来。
院長の山田朱織先生は枕エバンジェリスト(正しい枕の睡眠姿勢の伝道者)と呼ばれ、2万に以上の枕を制作し体の悩みを解決したスペシャリストだそうです。
頭痛・肩こり・腰痛の原因は合わない枕?
体に合った枕と合っていない枕を使用した時の首のMRI画像を見ると、体に合っている枕を使っているときは首の骨がまっすぐに伸びている。ところが体に合っていない枕だと骨が曲がっている。
合っていない枕を使っているときは軟骨が首の神経に圧迫を加えている。
首は体の要と言われる場所で、全身の神経が集中している。そのため肩こりや頭痛などの体の悩みが、首の神経の圧迫から生まれることも多い。
枕外来とは?
人は通常1日のおよそ3分の1の時間を睡眠に当てている。一人ひとりの体にあった枕を調節することで、睡眠時の首への負担を減らして体の悩みを取り除くのが枕外来なんだそうです。
山田先生によると、首の動く範囲が狭い人は、首に負担がかかり筋肉が硬くなっているとのこと。
玄関マットで作る自分に合った安眠枕の作り方
枕は適度な硬さが大事で玄関マットは理想の硬さなんだそうです。
用意するもの
玄関マット(横80〜90センチ×縦50センチ)
大判のタオルケット
バスタオル
作り方
- 1
- 玄関マットとタオルケットを三つ折(蛇腹折り)する。
- 2
- 三つ折にした玄関マットとタオルケットを玄関マットを下にして重ねる。めくれる側を首の方へ持っていく。これで高さ調節が容易にできる。
- 3
- 枕の高さは6センチ前後(首の重さである2キロの圧力をかけて)なので、この状態で寝てみて、喉や首に圧迫感がない高さに調節する。
- 4
- さらに高くする場合はバスタオルを重ねて調節し、目線がまっすぐ上にいくように高さを調節する。
- 5
- 高さを調節をしたら両手を体の前でクロスし膝を立てて横向きになる。
- 6
- 鼻・あご・首・腰の中心までの軸が一直線になるように調節する。
人は一晩に20回から30回寝返りをするので、それが楽にできるかを確認する。合わない枕だと寝返りをするときに首や腰に大きな負担がかかるが、合う枕を使うことで肩こりや腰痛睡眠不良を防ぐことができる。
枕の高さや硬さを見直すことで首に負担がかからない快適な睡眠が実現する。
日常生活での首の負担をへらすネックササイズのやり方
首に負担をかけているのは睡眠時だけではなく、日常生活の中でも首に負担をかける危険な行動があるそうです。その効果的な解消法を紹介しているのがネックササイズ。
ネックササイズとは、首の負担を減らすように行動することで体全体の不調を解消する方法。
ネックササイズ1 正しい起き方
朝目覚めるときに、寝起きから大きな伸びをしたり、起き上がるときに腹筋を使ってガバっと起きることは大変危険。どちらの動きも筋肉が目覚めていいない時に急激な力が加わるため首を痛める原因になりやすい。
正しい起き方は、左右に大きな寝返りをうち、手をついて横向きから起き上がる。
左右に寝返りを繰り返すことで、背骨を中心に体の軸を整えることができる。さらに手で体を支えることで首への負担を最小限にすることができる。
ネックササイズ2 正しい洗顔の仕方
不安定な中腰で前のめりになる洗顔の姿勢は危険だそうです。
正しい洗顔の仕方は、膝と片手を洗面台につけて体を支え、片手で水をすくって顔を洗うというもの。
足裏・膝・手の三点で体を支えることで姿勢を安定する。腰や首はなるべく曲げないようにして負担を減らすようにする。
これらのネックササイズをきちっと守って1ヶ月位内に体の悩みが大変良くなった患者さんもいるそうです。
また以前放送されたみんなの家庭の医学でも、山田朱織さんは枕の作り方を紹介していました。
「家庭の医学」枕の作り方・首の骨のズレを予防 5月8日 たけし・山田朱織
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