2014年11月27日(木曜日)放送の日本テレビ・秘密のケンミンSHOW(ショー)「秘密のごちそう」では岐阜県中津川市の秋のみに食べる謎のごちそうとして「いももち」が紹介されていました。
いももちとは?
いももちとは、岐阜県中津川周辺で食べられているお米と里芋を一緒に炊いてすりつぶした素朴な食べ物。
いももちの作り方
材料
- 里芋
- 米
- 生姜醤油/生姜味噌
作り方
- 1
- 里芋は皮をむいて乱切りにする。
- 2
- 米・炊飯器・里芋・水を炊飯器に入れ、スイッチを入れる。
- 3
- ご飯が炊きあがったら、そのまますりこぎ棒で潰す。
- 4
- 潰し終わったら8cmほどの楕円形に成形し、フライパンで両面に焼き目がつくまでさっと焼けば出来上がり。生姜醤油や生姜味噌をつけて食べる。
旬の里芋のほうが粘り感やモチモチ感が違い、お米と里芋がよく混ざっている方がおいしいそうです。
このいももちを食べた人は「外はパリパリして中はしっかりしていて食感が良い。」「生姜醤油が今の旬の里芋の甘さを引き出しておいしい」などとコメントしていました。
中津川の居酒屋では秋の時期に宴会メニューとしても出されているとのこと。
いももちはどのように誕生したのか?
中津川市中山道歴史資料館館長の安藤嘉之さんによると、いももちは江戸末期、今から150年前頃にはすでに食べられていたそうです。
中津川市の北の方の恵北地域でよく食べられていた。中津川は山間部が多くて日照時間非常に短く、水の供給も難しいので米などの作物が育ちにくかった。
そんな中で里芋は水分は必要だが米ほど必要ではないので育てやすい作物だった。中津川では色んな所で里芋を作っているところが非常に多い。秋の時期わずかに取れる貴重な米を、同じように秋に獲れる里芋と合わせて量を増やして食べていた。それが始まり。
中津川市の中でも最もいももちが食べられている恵北地域では、いももちを作るのに欠かせないすりこぎがどの家庭にも必ず1本あるそうです。
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