2015年2月17日(火曜日)放送のテレビ朝日・たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学「カラダ(秘)老けないSP」では、血糖値を下げて血管を若返る入浴法などが紹介されていました。
家庭でできる!血管若返り入浴法
家庭のお風呂で血糖値を下げる方法としては血流をアップさせることがポイントになる。
血糖値が高いということは血液が濃くドロドロと流れている。ところが体を温めることで血管が開き血液の流れが良くなる。
流れが良くなると血液が身体の隅々までいきわたり、糖分が筋肉などに取り込まれる。すると血糖値が下がりやすくなる。
血糖値を下げるためにはお風呂で血管を拡張させることが大切。
血管を拡張させるポイント
水圧がかからない入り方
お風呂で注意すべきポイントは水圧。お風呂で体にかかる水圧は5~600kg。
入浴直後はこの大きな水圧が身体にかかり、末端の血管は収集する。すると末端の血液の流れが悪くなり、糖分を隅々へと運びにくくなってしまう。
血管を拡張させるためには水圧のかかりにくい入り方が大切になってくる。
リラックスする入り方
リラックした時に働く副交感神経が優位に働くと血管に作用して血管が拡張する。つまりより心地よさを感じる入り方が大切。
この2つのポイントを簡単に実践し、血管を拡張できるアイテムが洗面器。水の深さを浅くすることで水圧が減る。
入浴法のやり方
- 1
- 洗面器を浴槽の底に沈める。
- 2
- 洗面器の上に座り、横になり頭を浴槽のフチにのせる。
温度は40~41度が最適。入っている時間は15分以内。額に汗をかいたり、鼓動が速くなったら無理せずに出る。
このような入り方をすると寝湯の簡易版になる。水の圧力が減り、末端の血管が拡張し血流が良くなり血糖値が下がりやすくなる。
さらに寝湯の体勢になるとリラックスし、脳波を見てみるとアルファ波というリラックス波が出る。すると副交感神経が優位になり、血管が開いて血液の流れがスムーズになる。
若返り効果が期待できる温泉
近年若返り効果が医学的に証明されたある方法に注目が集まっている。それが「温泉」。
北は北海道から南は九州沖縄まで全国に3000箇所以上ある温泉。そんな温泉の脱衣所などに貼られている温泉分析書には温泉の持つ様々の効能が記されている。
この効能が昨年6月32年ぶりに改正された。環境省と日本を代表する温泉療法の専門医がタッグを組み、医学的根拠に基づきにどの成分の温泉にどのような効果があるのかを再検証。
その結果、温泉の持つ様々な若返り効果が医学的に証明された。番組ではその中でも血管を若返らせる効果がある温泉「酸性泉」を紹介。
血管を若返らせる「酸性泉」
私達の血管は年をとるに連れて硬くなる。いわゆる動脈硬化。この動脈硬化を急激に進めてしまうものが血糖値。
血糖値が高くなると、溢れかえった糖分が血管にダメージを与え続け動脈硬化を促進。するとプラークなどができやすくなり、脳梗塞や心筋梗塞など命にかかわる病に襲われてしまうことも。
そんな要注意の血糖値を入浴するだけで低下させ血管を若返らせる泉質が「酸性泉」。
酸性泉とは、その名の通り酸性度の強い温泉のこと。湯畑が有名な群馬県の草津温泉や、同じく群馬県のスキー場が人気の万座温泉が酸性泉の代表格。
特徴は強い硫黄臭に湯の花がある黄色みが買ったお湯。入るとピリピリとした刺激を感じるが、日本の温泉らしい温泉の代表格。
なぜ酸性泉に入ると血糖値が下がるのか
北海道大学病院温泉療法専門医で日本温泉気候物理医学会理事長の大塚吉則先生が解説。
人間の体では血糖値が上がると膵臓からインスリンという物質が分泌され、血管内の糖分を筋肉や臓器に運びエネルギーとして利用する。そうすることで血糖値は一定に保たれている。酸性泉のある成分がインスリンの作用を高める。
酸性泉は地中から湧き上がるときに周りの岩石などを溶かす力が強く、様々な成分がお湯に溶け出している。その中でも血糖値を下げる作用があるのが亜鉛とマンガン。
酸性泉に入ると亜鉛とマンガンが皮膚から体内に入り込み、膵臓に届きインスリンの作用を高める。その結果血糖値を下げることが出来る。
どの程度血糖値を下げ、血管を若返らせることができるのか?
番組では実際に血糖値が高めの方2名に協力してもらい酸性泉の効果を検証。
神奈川県箱根強羅温泉「桐谷箱根荘」に食事制限も運動もなしで2泊3日温泉に入ってもらい、2・3日目の朝に空腹時血糖値がどのように変化するのかを測定。最後には血管年齢も測る。
その結果、山下さんの空腹時血糖値は検証前の101から92に低下。狩野さんは102から83に下がっていた。
また2人とも検証前は80歳以上だった血管年齢が40代に若返り実年齢を下回った。
検証の結果、食事制限・運動を一切せずともたった5回の入浴だけで驚異的な血管若返り効果が現れた。
酸性泉入浴の仕方
入浴の仕方は皮膚の弱い方が酸性泉に入ると温泉やけどや湯あたりを起こしやすいので、1日に入る回数は間を開けて2~3回。1回の入浴時間は5分以内。
若返った理由
温泉に入ると高い温熱効果によって血管は拡張する。しかも日に何度も入ることで血管は拡張と収縮を繰り返すことに。するとこの動きが血管のストレッチとなり、硬くなっていた血管の弾力性がアップ。そのため二人の血管年齢が若返った。
糖尿病(Ⅱ型)の温泉療法
2~3週間かけて温泉療法を行うと血糖値は下がる。
酸性泉の効能はどれだけ続く?
2泊3日の温泉入浴であれば2~3日で効能はなくなる。
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