2012年12月18日放送のたけしの健康エンターテイメント!みんなの家庭の医学では、湘南記念病院土井卓子先生が乳がんを予防する大豆イソフラボンの効果/効能などを解説していました。
乳がんの死亡率が低い都道府県ランキング1位は和歌山県
1年の間に女性が発症するガンで最も多いのが乳がん。(2位大腸がん、3位胃がん 出典:公益財団法人がん研究振興財団「がんの統計11」)
その数は毎年右肩上がりで増加しており、特に45際以上の女性の間で急増。その発症率はおよそ16人に1人。(出典:独立行政法人国立がん研究センターがん情報対策センター疾患データ、最新がん統計がんに疾患する確率)
乳がんは今日本人女性が最も気をつけなければいけないガン。女性だけではなく男性もおよそ1%の確率で乳がんは発症している。
主な原因は脂肪の多い食事や運動不足による肥満、女性ホルモンのバランスの乱れなど。乳がん発症は生活習慣と大きく関わっている。
番組では乳がんの死亡率が低い都道府県ランキングを紹介し、1位は和歌山県だった。【参考:国立がん研究センターがん対策情報センター都道府県別、年別、性別、悪性新生物部位別 75歳未満年齢調整死亡率(人口10万対)】
豆類を多く食べ大豆イソフラボンで乳がんの予防効果を上げる
和歌山県では自家製味噌(金山寺味噌)がよく作られており、味噌の原料大豆のイソフラボンは肺がん予防に効果があるという学術調査がある。
味噌の材料となる豆類の購入金額は和歌山県が全国一位。また和歌山県は大豆を原料とする醤油発祥の地と言われている。
イソフラボンは乳がんの原因のエストロゲンの作用を少なくする
乳がんの原因の一つにエストロゲンという女性ホルモンの存在がある。
このエストロゲンが乳房の細胞に作用し続けることで次第にがん化し、異常増殖する。ところが大豆に含まれるイソフラボンはエストロゲンとよく似た構造をしているため、乳房の細胞に先に入り込めればエストロゲンの作用を少なくすることができると考えられている。
つまりイソフラボンを含む大豆を多く摂取すれば和歌山県民のように乳がん予防に繋がる可能性がある。
ちなみに和歌山県民の夕食のイソフラボン量を知ろべてみたところ52.2mgだった。※日本人の1日平均摂取量は18mg。
乳酸菌と大豆イソフラボンの日常的摂取が日本人女性の乳がんリスクを減らす、という研究結果 http://t.co/DXGFnIg3vr
— スケプティクス豚 (@butacorome) 2014, 12月 21
大豆は乳癌を抑制する遺伝子を刺激したがイソフラボンのサプリは促進する癌遺伝子を刺激。サプリじゃなくて大豆を丸ごと食べるべきですね。‥遺伝子が明かす大豆の乳がんに対する異なる役割 http://t.co/HhGSBPzPoR
— 野口内科副院長 (@washi_omu) 2015, 5月 13
【がん神話6】乳がん患者は大豆の摂取を押さえるべき。これも根拠なし。どうぞ、お味噌、大豆を食べてください。
— Naoto Ueno, MD, PhD (@teamoncology) 2015, 3月 15
乳がんで大豆食品を食べてはいけないという考えが蔓延しているらしいが、とんでもない科学的根拠が限りなく低い考えである。乳がんであるが、大豆食品を適度に食べてください。
— Naoto Ueno, MD, PhD (@teamoncology) 2015, 5月 26
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