2014年11月25日(火曜日)放送のフジテレビ カスペ!坂上ジュニアの今そこにある日本キケンばなしでは、免疫学の国際的権威、順天堂大学医学部免疫学特任教授・奥村康先生が、NK細胞活性化法(NK活性アップ法)を紹介していました。
免疫力を高めるナチュラルキラー細胞(NK細胞)
免疫力とは人間の体に備わっているウイルスなどの外敵から身を守る防御システムのこと。そんな免疫力の要となるのがナチュラルキラー細胞。通称NK細胞。
このNK細胞は常に体内をパトロールし、インフルエンザウイルスなど体内に侵入してきた外敵を発見すると、即座に攻撃を仕掛けて退治してくれる。
NK細胞はがん細胞をやつける
人間の体内では毎日約5,000個のがん細胞が発生している。にもかかわらず健康でいられるのはNK細胞ががん細胞を排除してくれているから。
NK細胞はがん細胞やインフルエンザウイルスなどの外敵から身体を守る優秀なボディガード。
そんなNK細胞の活性度は血液検査で測ることができる。だがそのNK活性は加齢に伴い減少してしまう。
また1日の中でも変動があり、ストレスの度合いなど様々な要因で増減する。
NK細胞を活性化させるにはR1ヨーグルトが効果的
最新の研究結果により手軽にNK細胞を活性化できると期待される食品が発見された。それがラクトバチルス・ブルガリカス・OLL1073R-1乳酸菌。通称R1乳酸菌。
このR1乳酸菌は体内で直接NK細胞に働きかけ活性化させると言われている。
その効果は佐賀県有田町で実証されたデータでも伺える。
健康増進活動の一環として有田町内の約2,000名の小中学生が6ヶ月間、R1乳酸菌入りヨーグルトを摂取し続けたところ、佐賀県全体と比べてインフルエンザの累積感染率が激減した。(日本学校保健会・国立感染症研究所学校欠席者情報収集システムより)
またNK細胞の働きを高めておくことで万が一風をひいたとしても治りが早くなるというデータも得られたという。
また順天堂大学が行った最新の調査でも驚きのデータが。
学生40人にR1乳酸機を使用したヨーグルトと使用していない酸性乳飲料を1日1本、インフルエンザワクチン接種の3週間前から接種後10週間にわたって飲んでもらい血中の抗体を測定した。するとR1乳酸菌を使用したヨーグルトを飲んでいた学生たちはインフルエンザワクチンの効果が高まっていた。
このことからR1乳酸菌はワクチンの効果を高める働きがあると考えられるのだという。
R1乳酸菌が持つといわれるNK細胞の活性化や免疫力を高める働きはインフルエンザ対策に効果を発揮する可能性があるとして大きな期待がされている。
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その他のNK活性アップ方法
酒はほろ酔い程度に毎日飲む
二日酔い程度のお酒、量にして生ビールジョッキ1杯とハイボール2杯くらいであれば毎日飲んだほうが良いと言われている。
愚痴はどんどんこぼす
人に愚痴をこぼすのはNK活性を上げる。ストレスを溜め込まず発散することが大事。
卒業試験前後の医学部学生のストレスとNK活性の変化を表したグラフを見ると、試験のストレスから開放されるとNK活性が上がるということがわかった。
早歩きで20分異常ウォーキングをする
時速5km程度の早歩きで20分のウォーキング。これがNK活性をアップさせるという。逆にこれ以上の運動をすると、運動中はNK活性が上がるが運動後は急激に下がってしまう。特に激しい運動
後の体調管理は気をつけなくてはならない。
ダンスミュージックを聴く
2008年、ドイツのRonny Enk博士はテンポの早いミュージックは免疫力を上げるという論文を発表している。
入浴は39度のぬるま湯にゆっくりつかる
熱い湯に入ると入浴後にNK活性が一気に下がり、免疫力が低下してしまう。お風呂あがりによく風邪をひいてしまうのはこのため。
長い間熱い湯に入ると、その時は免疫が上がるが出た時に下がり、もとよりも落ちてしまう。そこで風を引くことが多い。
声を出して大笑い
声を出して笑うことで脳がリラックスし、NK活性が上昇して免疫力が上がる。
番組では坂上忍がこのNK活性アップ法を2週間続け、NK活性を測定。NK活性がアップしていた。
NK細胞を活性化させるブロリコ
またブロッコリーに含まれるブロリコもNK細胞を活性化させる。
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