2012年11月27日放送のNHKゆうどきネットワーク「料理に健康に!炭酸の底力」では「料理に健康に!炭酸の底力」では炭酸入浴について特集されていました。
今炭酸が大ブーム
炭酸飲料の生産量がうなぎのぼりで、去年過去最高を記録した。この人気ぶりは炭酸飲料水だけではなく、炭酸水の入浴、料理にも効果があるとして注目されている。
長湯温泉の炭酸泉
大分県竹田市の長湯温泉。300年の伝統があるこの温泉には年間70万人が訪れる。人気の秘密は天然の炭酸泉。この炭酸泉を飲んだ人たちは「体全体がスーッとなるような良い物を飲んでいるなと感じる」「炭酸の細かい泡が入っていて、鉄と硫黄の臭いもする。」などとコメントしていました。
日本有数の炭酸濃度を誇る長湯温泉。この湯は高血圧や冷え性などに効果があると言われ昔から愛されてきた。温泉に入っている方の体をよく見てみると炭酸の泡が全身を包み込んでいる。温度は30度あまりでも体があたたまるそうです。。指の先まで温かくて不思議な感じがするとのこと。
長湯温泉の湯が人に及ぼす影響について20年以上研究している伊藤医院院長の伊藤恭さんがその秘密を解説。
炭酸入浴で血流がよくなり心臓機能の改善・動脈硬化の予防になる
長湯の温泉に入った瞬間、皮膚から炭酸ガスが吸収され血管が拡張する。温められた血液が全身を駆け巡るため通常のお湯よりも温まりやすい。伊藤さんは沸かし湯に入った場合と長湯温泉に入った場合で1分間あたりどれだけの血液が流れるのかを比較した。その結果長湯温泉に入ったほうが沸かし湯よりも30%血流が良くなることがわかった。
炭酸泉に入ると皮膚を通して二酸化炭素が血管へ吸収される。血中に二酸化炭素が多くなると、その二酸化炭素を排出しようとする作用が働き血流が良くなる。
血流が良くなることで血管の弾力性が改善され、心臓の機能の改善や動脈効果の予防に効果が期待できる。
さらに炭酸入浴が驚きの効果があるという研究結果が今週発表された。
炭酸入浴で筋肉が柔らかくなる
炭酸ガスの入浴剤を研究開発している、ヒューマンヘルスケア研究センター室長・工藤道誠さんによると、炭酸入浴が1日の疲れによってかたくなった筋肉を柔らかくするという効果があるということが最近の研究でわかったそうです。
12人を2つのグループに分け、かかと上げ運動を100回行った後、10分間さら湯に入浴した場合と炭酸入浴した場合でふくらはぎの筋肉の固さがどうなるかを調べた。その結果炭酸入浴をしたグループのほうが筋肉が柔らかくなっていた。
年齢を増すとともに筋肉は硬くなっていく。ふくらはぎ・太もも・お尻の筋肉が伸びやすくなることによってより歩きやすい足になるので、ぜひとも炭酸入浴を健康のために週間として取り入れると良い。炭酸入浴の後にストレッチをするとさらに効果的なんだそうです。
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