2015年2月22日(日曜日)放送のTBS・駆け込みドクター「目にまつわる新常識 今日からできる視力回復SP」では、若年性白内障の症状や最新治療法などが紹介されていました。
白内障とは?
目にはレンズの役割を持つ水晶体がある。白内障はこの部分が白く濁る病気。
原因は老化
大きな原因が加齢による目の老化。発症率は50代で約半数。70代では約8割。80代以上でほぼ全員が白内障を発症するという。(厚生科学研究班2002年度調査より。)
実際に白内障を発症したという大桃美代子さんの発症当時の目の画像を見てみると真ん中が白く濁っているのがわかる。正常な人と比べると一目瞭然。
白内障の見え方
物がかすんだり眩しさを感じ、白く霧がかかったようになる。
白内障の症状・チェック
- ものが二重三重に見えることがある
- 目の前が霧がかかったように白く見える。
- 最近化粧が濃くなったと言われる。
- 老眼鏡をかけても小さな字が読みにくい。
- 太陽の光や車のライトが眩しく前がよく見えなくなる。
- 夜、昭明をつけても暗く感じることがある。
一つでも当てはまったら白内障の疑いあり。眼科医の検査を受けよう。
実際に若年性白内障を発症した大桃美代子さんの例
若年性白内障の特徴は症状の進行速度が早いこと。大桃さんは診断を受けてからから1年近くででどんどん悪化していった。
右目が極端に見えづらくなり左右のバランスが崩れて距離感がつかめなくなってきた。外を歩くとよく人とぶつかるなど生活に支障が出始めていた。
失明の恐れもあると言われた大桃さんは手術を決意。レンズの役割を持つ水晶体を人工レンズに入れ替え視力は回復した。
白内障の最新治療「フェムトセカンドレーザー」
東京歯科大学水道橋病院の眼科医、ビッセン宮島弘子教授が白内障の最新治療法「フェムトセカンドレーザー」について解説。
白内障手術はカメラで言うとレンズの役割をする水晶体を摘出し、代わりの人工のレンズを入れるのが一般的。
手術は人間が手で行うためどうしても歪になってします。すると人工レンズを正確に装着できずずれてしまう恐れがあった。
最新の手術はフェムトセカンドレーザーという画期的な装置を用いたもの。フェムトとは1000兆分の1、つまり1000兆分の1秒のレーザーという意味。
フェムトセカンドレーザーのメリット
通常はレーザーを当てるとその部分に熱が発生し周囲を傷つけるリスクが生じる。
フェムトセカンドレーザーで1000兆分の1秒なら、ごく短い時間で手術をするので熱がほとんど発生しない。しかも正確な位置・サイズで行えるので手術後にレンズがずれる心配が殆ど無い。
人間の手で切り取ったものと比べてみるとその差は歴然。日帰りの手術も可能。
フェムトセカンドレーザー白内障手術は、ここ20年で最も革新的な白内障手術方法です。 すでにアメリカ合衆国では数十万件が行われており、安全性や確実性は確立しています。 日本ではほとんど行われていません。 http://t.co/LAZ8jFmjHA
— 大宮七里眼科@日本初レーザー白内障手術 (@NanasatoGanka) 2015, 2月 12
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