2015年3月1日(日曜日)放送のTBS・駆け込みドクター!「関節の新常識 今日からできる身体のゆがみ解消SP」では、ヘビ背を解消する猫ストレッチのやり方などを紹介していました。
ヘビ背(機能性側わん症)とは?
若い女性に急増している「機能性側わん症」、通称「へビ背」。
背骨が左右に湾曲することで背中の筋肉が緊張し、腰痛や肩こりなどを引き起こす。さらに神経を触ってしびれが出たり歩けなくなるという症状が出ることもある。
ヘビ背の原因
- ハイヒールで歩く
- いつも同じ側でバッグを持つ
- 足を組む
- 横座り、通称お姉さん座り
- 肘をついて横になる
これらの行為が背骨にどのような影響をあたえるのかをレントゲンで検証。
ハイヒールを履いた状態で背骨を撮影。背骨がねじれるように曲がっているのがわかる。
肩にバッグを掛け背骨を撮影。バッグの重みで身体が傾き背骨も曲がっている。
足を組んだ状態で背骨を撮影。組んだ足の方向にカーブを描いている。
肘をついて横になって背骨を撮影。背骨が急カーブしているのがわかる。
わずか数分あら問題ないが、365日毎日続ければ背骨の歪みにつながる。
ヘビ背を解消する猫ストレッチのやり方
- 1
- 四つん這いになり手足を肩幅に開く。
- 2
- 息を吸いながらゆっくり背中を上げる。
- 3
- 息をはきながらゆっくり背中を戻す。上げて戻すをゆっくりと時間をかけて3回繰り返す。
- 4
- 腰を左右にゆっくり曲げる。ポイントは腰だけでなく上半身も曲げること。背骨を左右に湾曲させるイメージで。
- 5
- 1セット各3回ずつ朝晩2回を目安に行う。
背骨の周りの筋肉がほぐれて歪みが矯正される。体調などに注意して無理の無い範囲で行う。
腰痛の原因は骨盤の傾き?
腰痛の8割は原因が不明と言われいるが、骨盤の角度と深い関係があったことがわかった。
まっすぐに立った時、骨盤は垂直ではなく少し前に傾いている。その角度は25度~30度が理想的だという。
原因不明の腰痛患者を調査したところこの骨盤の角度に変化が見られた。
骨盤の傾きが30度以上になると腰痛になりやすい。骨盤の傾きによって背骨の一部である椎間関節が刺激され痛みが出るためだと考えられる。
骨盤が傾きやすい生活習慣
- スマホを前かがみで使う。
- パソコンを使うことが多い。
- 脚を伸ばしてまっすぐ仰向けで寝る。
仰向けでまっすぐ寝ると背中が反って浮いてしまうためお尻に体重がかかり骨盤が傾きやすくなる。
改善法は膝を曲げて寝ること。背中を曲げると背中が伸び骨盤への負担が減る。枕やクッションを膝の下に入れて寝れば腰痛予防改善につながる。
骨盤の角度簡単チェック
- 1
- 骨盤の角度の目安になる骨を探す。真っ直ぐたち腰の前方を触ると出っ張りが見つかる。ここが骨盤の先端。さらに足の付根の出っ張りの骨を見つける。
- 2
- 2つの骨をビニールテープで結ぶ。
- 3
- 糸で吊るした5円玉を骨盤の先端につけ、ビニールテープと糸の角度が骨盤の角度。30度以上開いていたら腰痛の危険サイン。
- 4
- 30度の角度の目安となるのが千円札。斜めに折り、もう一度折り返すと先端が30度。
- 5
- 折り曲げた千円札より傾いている人は要注意。痛みがない人も今後腰痛になる可能性がある。
腰椎椎間板ヘルニアの原因と症状
椎間板ヘルニアの患者数は15万人以上と言われる。
椎間板とは背骨を構成する椎骨の間にある繊維上の軟骨のこと。椎間板は身体を曲げるときなどに骨同士がすれ合わないように衝撃を吸収するクッションの役割を担っている。
赤ちゃんの椎間板は水分が豊富で弾力性が高いため体がとても柔らかい。だが、年をとるにつれて弾力性がなくなり変形しやすくなる。
正常な人の椎間板は骨と骨の間に綺麗に綺麗に椎間板が収まっている。椎間板の後ろを通っているのが神経。
椎間板ヘルニアの人は椎間板が変形し神経を圧迫しているのがわかる。
原因
原因は背骨に負担をかける生活や椎間板の老化など。
症状
椎間板ヘルニアは飛び出した椎間板が神経を圧迫するため、腰の痛みや足の痛み・しびれが出る。前かがみになると痛みが出るのが特徴。
腰痛緩和につながる股関節ストレッチ
股関節は脚を動かす重要な役割を担っている。硬いと脚がうまく開かず、踏ん張ることも出来ない。そのため姿勢が悪くなり腰痛へとつながる。
ストレッチなどで股関節を柔らかくしておけば、腰痛緩和につながる。
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