2015年3月16日(月曜日)放送のテレビ東京・主治医が見つかる診療所「認知症完全予防スペシャル」では、筑波大学教授の征矢英昭博士が楽しみながら認知症を予防できる体操としてフリフリグッパー体操のやり方などを紹介していました。
認知症を予防するフリフリグッパー体操
茨城県利根町では月に6回、町民が無料で参加できる運動教室が開かれている。この教室で行われているフリフリグッパー体操が認知症予防に効果がある。
団体紹介 [利根フリフリクラブ] | 利根町民活動情報サイト「とねっと」
この教室に参加している86歳の男性は「道を間違えることもないし、認知症の気配もない。これやっているおかげかなとおっもう。」と話し、70代の女性は「前は電車の乗換を路線図を見て調べながら行ってたが、今は何回も乗り換えても絶対に覚えています。」と話していた。
フリフリグッパー体操のやり方
フリフリグッパー体操の基本の動きは3つ。
1つ目はカカトを軽く上げて足踏み。
2つ目は左右への腰振り。
3つ目は腕を前後に大きく動かし胸の前で手を叩く。
この3つの動きを同時に行う。音楽を聞きながら、歌いながらフリフリグッパー体操を行うとより効果的に脳を活性化出来る。
実際にフリフリグッパー体操を行っている動画。
フリフリグッパー体操は脳にどんな影響をあたえるのか?
フリフリグッパー体操を行うと腰回り・お腹・お尻・背中などの普段は殆ど動かない筋肉が動いて活性化し姿勢が良くなる。姿勢を正しくするとそれを調節している脳幹が刺激され、脳幹からセロトニンやノルアドレナリン、ドーパミンなどの神経伝達物質が分泌され、脳全体が活性化する。
また征矢教授の実験によると、フリフリグッパー体操にはさらに驚くべき効果が。
前頭前野の背外側部分とは、注意力や判断力などの認知機能を司る非常に重要な場所の一つと言われている。
フリフリグッパー体操のような軽い運動をすることで左側の背外側部が活性化し認知機能がアップする。フリフリグッパー体操などの運動の後に認知機能の検査を受ける実験を行ったところ、運動をする前よりも解答スピードがおよそ50%アップしたという。
さらに高齢者では左の背外側部の機能が低下するが、運動後には右脳の一部も活性化し認知機能を補うこともわかった。
つまりフリフリグッパー体操は脳を活性化し、低下した認知機能を補う効果があるため認知症の予防に繋がる可能性が高い。
実際に利根町で1年間フリフリグッパー体操などの運動を続けた高齢者の方は、していなかった人に比べて認知機能がアップ。
さらに脳の体積は1年前とほぼ同じ。つまり脳の萎縮もなかった。
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