2015年3月16日(月曜日)放送のテレビ東京・主治医が見つかる診療所「認知症完全予防スペシャル」では、認知症を予防するココナッツオイルの効果的な食べ方などを紹介していました。
認知症を予防するココナッツオイル
認知症予防にココナッツオイルを積極的に推奨している栃木県岩舟町の江田クリニック院長の江田証医師は胃がん予防のスペシャリスト。ピロリ菌に感染した胃の粘膜に胃がん発生に関わる特殊な遺伝子があるという研究結果を世界で初めて発表。注目を集めた。
クリニックで特に力を入れているのが食事療法による胃がん予防。県内外から毎日100人以上の患者さんが訪れる。
そんな江田医師が今熱心に研究しているのが食事療法による認知症の予防法。胃がんだけでなく認知症も食事の面から予防できないかと考えた江田医師。研究を進めた結果、今最も注目している認知症予防の食材がココナッツオイル。
ココナッツオイルとは熱帯植物のココヤシの実かとれる油のこと。フィリピンやインドネシアなどの東南アジやインドなどで多く生産されている。
なぜココナッツオイルが認知症予防に良いのか?
ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸が認知症予防に良い。脂肪酸とは脂肪の主成分。この脂肪酸には様々な種類があるが、ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸は豚や牛などの脂に比べ、すぐにエネルギーになり身体にたまりにくいのが特徴。
中鎖脂肪酸は一般的な牛乳にも含まれいるが、その量は0.3%程度。それに対しココナッツオイルは56.2%が中鎖脂肪酸。
なぜ中鎖脂肪酸が認知症予防に良いのか?
ケトン体とは肝臓で脂肪が分解された時に出来る物質で、筋肉や内臓のエネルギー源になる。このケトン体が脳にも良い働きをする。
アルツハイマー病の原因の一つが脳のエネルギー不足と言われている。このエネルギー不足は脳内でブドウ糖をうまく利用できていないために起きる。ブドウ糖の代わりにケトン体を脳に与えれば脳のエネルギー不足が解消できる。
アメリカで行われた研究では、軽度の認知症と診断された患者にケトン体を増やす食事療法を行ったところ認知機能が改善したという。
ケトン体を増やす方法は2つ。1つは炭水化物を制限すること。炭水化物を制限することで脂肪を分解してケトン体を作るようになる。
もう一つがココナッツオイルに含まれている中鎖脂肪酸を摂るという方法。中鎖脂肪酸を口から摂ると腸の中で吸収され、門脈という血管を通って肝臓まで達する。肝臓で中鎖脂肪酸はケトン体に変わる。このケトン体が脳に行って脳の栄養源になる。
中鎖脂肪酸はケトン体を効率よく作り出すため、アルツハイマー病の予防効果が期待されている。
そんな中鎖脂肪酸を多く含むココナッツオイル。その中でも江田医師のオススメは加熱などの加工がされていない「エキストラヴァージンココナッツオイル」。
簡単に摂取するならサプリメントもおすすめです。
江田医師自身も毎日の食事に積極的に取り入れている。
江田医師流ココナッツオイル活用法
パンに塗る
ココナッツオイルは温度が18~25度程度でゼリー状になり、温めると液状になる。江田医師はバター代わりにパンに塗って食べている。
ココナッツオイルとハチミツでトースト!
ともだちが教えてくれただ!おいちいめろ! pic.twitter.com/BGtmYtn6X9
— メロちゃん\✡/従順なM (@76Seina) 2015, 3月 11
ココナッツオイルで焼いたフレンチトーストがすっげぇフワフワで美味しかった週末 pic.twitter.com/Ghut658rZ9
— 虎 (@satcxxxx) 2015, 3月 15
今朝からココナッツオイルを、青汁(懲りてない)トースト(バターの変わりに)卵焼き、珈琲に入れてみたけど、卵焼きの時にちょっと入れすぎたのか台所が、あまー〜い香り笑。今のところ珈琲に入れるのが一番美味しいかなぁ。 pic.twitter.com/1HLMrEyEM6
— 渡部佑二 (@yujiwatabe) 2015, 3月 15
調理油として使う
調理するときフライパンにしく油をココナッツオイルに代えるのもおすすめ。熱すると香りがマイルドになるという。
ドレッシングに混ぜる
サラダにかけるドレッシングにココナッツオイルを混ぜる。
飲み物に直接入れる
コーヒーなどの飲み物にココナッツオイルを直接入れる。これが1番簡単なココナッツオイルの取り入れ方。
今日はパトロールからのランチに行くからおつまみなしでコピタイム♪コーヒーにココナッツオイル入れるとこんな感じに…見た目あれだけどココナッツがふわっと香るだけでオイリー感はなし!では、いってきまー(^^)/ pic.twitter.com/YjpKI07AjK
— かよかよ (@kaysma2p) 2015, 3月 12
冬は固まっているココナッツオイル。
無理矢理すくって、紅茶に投入!
コーヒーに投入したら美味しいのは分かってるので紅茶にチャレンジ。
うん、ココナッツの良い香りですが味の邪魔はしません。香りもくそもない安い紅茶には良いと思います。 pic.twitter.com/5znfnUBKN2
— ミキティ@3/28セントレア (@miki19830122) 2015, 3月 11
1日の摂取量の目安は小さじ3杯半
ココナッツオイルを食べると激しい下痢を起こす人がいる。なので少ない量から始めることが大事。
小さじ1杯位から始めると良い。徐々に増やしていき、最終的には1日に3杯半(14g)位摂れると良い。
肝臓が悪い方、糖尿病がひどい方、腎臓が悪い方はお医者さんによく相談してから開始することが大事。
ココナッツオイルの効果は?
実際に半年ほど前から1日に小さじ2杯ほどココナッツオイルを摂取している田部井さん(66歳)は「ボヤーとしていることがちょっと少なくなったかなと思います。」と話していた。
田部井さんは固まった状態で保存し、毎回使う前に湯煎で溶かして液状にしてから使っているそうです。溶かしたココナッツオイルを味噌汁などに入れたり、肉じゃが・煮物などにかけて食べているとのこと。
ココナッツオイルは醤油との相性が良いため、煮物・納豆・豆腐などと良く合う。
認知症にココナッツオイル これはけっこう効果あると思ってる。母に持った翌日 意識がはっきりしてることが多い
— 岩崎つばさ (@kinoko94) 2015, 3月 16
ココナッツオイルの認知症予防効果は血中のケトン体濃度に依存しています。米国で21症例の認知症改善効果とケトン体の血中濃度に相関関係が報告されています。ケトン体はココナッツオイルが肝臓で代謝されてできる代謝産物です。 pic.twitter.com/gFfO9Q4pYc
— 白澤卓二 (@DrAgingControl) 2014, 12月 30
その他の認知症予防法など
ココナッツオイルのケトン体質ダイエット&アルツハイマー病改善効果
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