2015年1月5日(月曜日)放送のフジテレビSMAP×SMAP(スマスマ)のBISTRO SMAP(ビストロスマップ)では読書好きの女優の杏さんが昨年刊行されたおすすめ本ベスト3を紹介していました。
女優・杏おすすめ本ベスト3
第1位 「恋歌」朝井まかて
幕末の過酷な運命の中、激しい恋に生きた女性を描いた恋愛小説。直木賞受賞作品。
恋歌 朝井 まかて 講談社 |
朝井まかて著「恋歌」読了。明治の歌の先生のアラビアンナイトさながらの入れ子式ふわふわ少女小説かと思ったら、骨太な幕末水戸藩のお家騒動が繰り広げられ、ぐんぐん引き込まれて行くのでびっくり。まかてさんの小説は一見ソフトな表情なのに、いつも期待を上回る濃い中味で、満足です。
— suzukiaya (@pehupehupehu) 2013, 12月 30
朝井まかて著『恋歌』読了後しばし放心。
桜田門外の変から天狗党の乱までを題材に水戸藩の幕末を描く。しかし、合戦の描写はまったくなく、描かれるのは凄絶な女性たちの闘い。恥辱にまみえるよりは死を選ぶ時代、生きることを決意した女性たちのなんと強いことか。第5章は涙なしには読めない。
— Hisashi Nishimura (@hisashinis) 2014, 1月 15
第2位 「そして、星の輝く夜がくる」真山仁
東日本大震災後に赴任した教師と子ども達の交流を描いた希望と祈りの物語。
真山仁『そして、星の輝く夜がくる』読了。
皆が思う3.11の震災地のイメージというものはマスコミが都合よく脚色した美談や悲劇ではないだろうか。勿論この作品はフィクションではあるが、子供達が立ち直り、前を向いている姿は現実でも絶対にあったと思う。#感想部
— ハリー@本を読んでアニメを視て寝る (@Hurry1112) 2014, 7月 7
真山仁 著/「そして、星の輝く夜がくる」読了。阪神震災を経験した教師を通して東北の被災地が抱える問題やそれによって起きるであろう様々な感情の葛藤…。教師に憧れていた自分を想いだす。正解のない問題、日々、そんな中で生命力は大人も子供も関係ない、自分の選択を信じられるかだと思う
— eries (@erieries) 2014, 6月 24
第3位 「犬たちの明治維新-ポチの誕生-」仁科邦男
犬から見た「幕末明治」を描く傑作ノンフィクション。真山仁さんお代表作は「ハゲタカ」や「コラプティオ」など。マネーゲームや政治、社会問題に鋭く切り込む小説家。
犬たちの明治維新 ポチの誕生 仁科邦男 草思社 |
西郷隆盛は犬が大好きで家の中でご飯を一緒に食べていたり、犬たちの為に料理をとってあげてたり、洋犬の事を明治時代の日本人はカメと呼んでたことなどが書かれている。これは外国人が犬を呼ぶ「Come here(カムヒア)」からきているそうです。
『犬たちの明治維新』読了。「カメにあらずんば犬にあらず」という名言や西郷どんの犬好きっぷりには笑ったが、一方で、文明開化の裏でたくさんの犬たちが撲殺されていった事実になんとも言えない気持ちになった。ペット業者による犬の虐殺が続く現代ですし、犬塚でも建てたらいいんじゃなかろうか。
— KAY(将来幸福になる) (@tkgksk) 2014, 11月 11
中居正広おすすめ本 「葉桜の季節に君を想うということ」歌野晶午
最後の1ページまで目が話せない恋愛活劇ミステリー。中居さんは歌野晶午さんの小説が好きなんだそうです。
葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫) 歌野 晶午 文藝春秋 |
稲垣吾郎おすすめ本「ほんとうの花を見せにきた」桜庭一樹
植物吸血鬼バンブーとの許されぬ友情物語。
ほんとうの花を見せにきた 桜庭 一樹 文藝春秋 |
木村拓哉おすすめ本「ジェノサイド」
アメリカ人傭兵と日本の大学院生の運命が交錯する全正解を舞台にした大冒険。
ジェノサイド 高野 和明 角川書店(角川グループパブリッシング) |
その他のおすすめ本
NHKあさイチ 太田光おすすめ本「アフリカの日々,死の棘」【11月5日】
宮崎あおいおすすめ本【王様のブランチ 1月26日 瀬尾まいこ/強運の持ち主 西加奈子/きいろいゾウ】
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